PC加工とPP加工の違いは何ですか?また、マットPP加工とは?

・PC加工

プレスコート加工のことで、アクリル樹脂やニスなどの熱硬化樹脂を印刷面に塗り、熱と圧で圧着させる加工になります。
表面はぴかぴかでも破れば破れるので、PP加工よりは耐久性が劣ります。
PP加工との違いは「貼る加工」ではなく「塗る加工」になります。 ※弊社ではPC加工は取り扱っておりません。

・PP加工

ポリプロピレン加工のことで、ラミネート加工の一種です。
熱可塑性のポリプロピレンフィルムを、印刷面に熱シリンダーで熱圧着させる加工になります。
光沢性や強靭性はPC加工よりも優ており、表紙保護、インクのはがれからの保護、長期保存にも耐えうる加工です。
ただ、フィルムを貼っての加工となるため、本来目では見えにくかった色彩がよりはっきりと見えるようになり、色調・明度の変化から濃くなったり赤く見える場合があります。

・マットPP加工

マットポリプロピレンフィルム加工のことで、マットポリプロピレンフィルムに接着剤を塗布し、熱風乾燥した後紙とフィルムを熱圧着して張り合わせる表面加工です。光沢がありません。